「もう少しですから、お待ちください」

「はい! ありがとうございます」


 二人がワクワクしている中、私のワクワクも高まっていてすごく興奮している。

 だって、もう食べられないと思っていたあの“お米”が食べられるってこれは興奮せずにはいられないでしょ!
 そうして十五分経つと、火から下ろして十五分蒸せば完成。



「じゃーん! うわ、お米だ……なんか懐かしい匂いする」

「えっ、これがお米ですか? 今までのと全く違います。なんかツヤツヤしていて綺麗ですね」


 本当にツヤツヤだよね、私も混ぜながら思ったよ。お米の香りでお腹が空いちゃいそう。


「あの、食べてもいいですか?」

「そうですね! お皿に入れます」


 私はお皿を持ってきてそこに熱々の白いご飯を盛る。