「え、え、あ」 モテ期がくればいいと思っていたあの頃。 枕を抱きしめながら妄想を広げて 告白された際には笑顔で 「はい」 そう答えようと決めていたのに。 なんだ、このざまは。 喉から突きでてくる声は 情けないほど小さなものだった。