きっと、相手が真希だからできることなんだろう。 部屋の中でパタパタと音がして、俺は咄嗟に部屋の前から離れた。 ガチャ。 「あれ、駿、、、、どうしたの?」 「ごはん、何食べたいのかと思って」 「え?!駿が作ってくれるの?」 それだけで嬉しそうにするこいつがかわいくて仕方ない。 かわいいとかいう感情も初めて持つことが出来た。