10 (1人じゃない夏休み)
退院した次の日、涼宮さんたちが退学したって聞いた時はあいた口が塞がらなくて…
私のせいだ。と、思わず星城くんに言ってしまったけど、星城くんは、
「文月さんが佑香を守るためにとった行動なんだろ。どこまでお人好しなんだよ。気にすんな。」
と、私の頭を撫ででくれた。
それでも、まだ申し訳ない気持ちがあるけど、ずっと、そんなこと言ってたら、凌さんにも、失礼だもんね…。
それと、聖良くんはこのことは、知らなかったみたい。きっと、聖良くんは大袈裟な程、心配してくれるから、逆にバレなくて良かったかも…。
そして、あれからは何事もなく、私は終業式をむかえた。
編入してから、もう2ヶ月経つんだ…。
短かったような、長かったような…でも、色んなことがあった2ヶ月だったな、
そんな気持ちを胸に抱いて、私は1学期最後のHRを終えた。
それから帰る準備をしていると、後ろから、軽く肩をたたかれた。
「えっ、?」
「花衣さん、夏休み遊ばない?」
振り返ると、クラスの男の子たちが数人立っていた。
「夏休み…ですか?」
えっと、こうゆうのって、なんて返事するのが正解なんだろう…。
「あのさ、何勝手に佑香、遊びに誘ってんの。」
退院した次の日、涼宮さんたちが退学したって聞いた時はあいた口が塞がらなくて…
私のせいだ。と、思わず星城くんに言ってしまったけど、星城くんは、
「文月さんが佑香を守るためにとった行動なんだろ。どこまでお人好しなんだよ。気にすんな。」
と、私の頭を撫ででくれた。
それでも、まだ申し訳ない気持ちがあるけど、ずっと、そんなこと言ってたら、凌さんにも、失礼だもんね…。
それと、聖良くんはこのことは、知らなかったみたい。きっと、聖良くんは大袈裟な程、心配してくれるから、逆にバレなくて良かったかも…。
そして、あれからは何事もなく、私は終業式をむかえた。
編入してから、もう2ヶ月経つんだ…。
短かったような、長かったような…でも、色んなことがあった2ヶ月だったな、
そんな気持ちを胸に抱いて、私は1学期最後のHRを終えた。
それから帰る準備をしていると、後ろから、軽く肩をたたかれた。
「えっ、?」
「花衣さん、夏休み遊ばない?」
振り返ると、クラスの男の子たちが数人立っていた。
「夏休み…ですか?」
えっと、こうゆうのって、なんて返事するのが正解なんだろう…。
「あのさ、何勝手に佑香、遊びに誘ってんの。」