「凌から聞いたよ。花衣にホースで水ぶっかけて、最終的に、階段から突き落としたんだって?」

それに、竜と輝月も続ける。

「今まで、俺たちに近づいたとかで、花衣にあんたのこと潰すって言ったりもしたって、」

「……っ、」

「何とか言えって言ってんだよっ!!!」

もう、限界だった。あんなことを佑香にしたくせに、知らないと言わんばかりの顔をしているこいつらに、俺の精神はおかしくなりそうだった。

「そ、それっ!花衣、さん…が、言ったんですか…?」

「あのさ、やったこと認めろよ。誰が言ったとか、どうでも良いんだよっ!」

「っっ!ごめんなさいっっ!!!!」

「みんなにチヤホヤされてる、花衣さんが、許せなかったんですっっ、」

意味の分からない、言葉を並べて、女たちは、泣き崩れた。