そんなある日の昼休み、また聖良くんと、屋上でお昼を食べて、教室に戻ろうと歩いてきた時…

「キャ~!!なんでLUPUSの王子様達がここに!?」

え…?もしかして、凌さん達…??

慌てて、2-Sの教室の前まで、かけると、そこには、確かに凌さん達がいた。

でも、まだ私には、気づいてないみたい…

「佑香は、どこにいる?」

凌さんは、教室にいた男の子に声をかける。

「…え?ゆう…か、、?」

男の子が凌さんをみて、顔を固まらせて、戸惑っていると…

「文月さん!?なんで、ここに!!」

廊下の反対側から大きな声をあげて走ってきたのは、まさかの星城くん。

えっ、?凌さんと、何か繋がりあるの!?

「おお!翔和!!」

そんな凌さんより先に感嘆の声をあげたのは、九条さん。

「翔和、悪いな。花衣は、どこにいる?」

「え?佑香、ですか…?」

その瞬間、星城くんの視線は私をとらえた。