7 (嫌がらせ)

良かった…。凌さんは、なんて感がいいんだろう…。バレるかと思った…。

今日、昼行けなかったのは、委員会の仕事があったからじゃない、

実は、前にも呼び出されたクラスの女の子達に、また呼び出されていた。

あの時は、聖良君が助けてくれたけど…。

昼休みのことを思い出すと、頭が痛くなる。まるで、脳が思い出すことを拒否しているみたいに、


「ねぇ、あんたさ、本当になんなの!?最近、LUPUSの王子様達にも、手出してるそうね、なんなの!?」

LUPUSの王子様?皆さん、王子様って呼ばれてるの…?

「自分が可愛いとでも思ってるのっ?」

「思って、ない…です…」

昔、よく向けられてきた目とは、違う意味で怖いっ、

「ごめん、なさ…」

謝ろう、そうしようとした瞬間だった…。

私の体は、女の子の足で突き飛ばされた。

「っ!!」

ぐっ!!っと、足を捻ったような音がなった…

痛い…

「今日から、あんたのこと、潰すから。」

潰す…?