「意味が違う。佑香もあんまり俺を煽ると、待ってやれなくなるぞ。」

…っ?さっぱり意味がわからないけど、これ以上何か言ったら大変なことになりそうだから、喉元まで出てきた言葉を飲み込んだ。

「佑香、行きたいところあるか?」

凌さんと行きたいところ…?

凌さんと一緒ならどこだってきっと楽しい。

「えっと…遊園地、行きたいです…。」

「ん。分かった。日曜、空いてるか?」

「はいっ!」

凌さんに頭をぽんぽんされて、私は自然と笑顔になった。

楽しみ…早く来ないかなぁ…