「えっ、何で知って…」

「文月 凌の母です!」

えぇ〜!?凌さんのお母さんっ、?子供のようにはしゃぐ笑顔が凌さんとそっくりで、親子なんだと気付かされる。

「あ、え、花衣 佑香です。お世話になっております。」

「ふふっ、そんなにかしこまらなくていいのよ?」

温かい優しさに私も思わず笑みがこぼれた。

「可愛い〜!凌が好きになる理由も分かるわ〜」

「というか凌は何やってるの!?女の子に重い買い出しなんて行かせて!ごめんなさいね、佑香ちゃん。いつもご飯も作ってくれてるんでしょう?それなのに、凌は…」

呆れたようにいう凌さんのお母さん。

「あの、いつも買い出しって言わずに出てくるので、凌さんは全く悪くなくて…」