「っ、」

やめてくれ。俺の理性がもたない。

「助けてくださ、い…」

「佑香？もう大丈夫だ。」

なんとかこの状況に耐えて、冷静に声を出す。

「あ、りがとうございます…」

そういいつつ、俺をここから解放してはくれない。

触れねぇから…、抱きしめ返せないんだよ…。いきなり、そんなに無防備な格好で。

「、ダメなのか？そういうの。」

「は、はい…、生き物全部ダメで…。」

可愛い…全部俺が守るから。そんなに震えんな…。

「凌さんがいてくれて良かったです。」

「ん。」

少しして、落ち着いた佑香は、俺から身体を離した。だけど、直ぐに、自分を見て…

「私、…、ご、ごめんなさい！凌さんっ！」

「は？」