「顔逸らすな。」

「っっ、でも、凌さん…。」

「覚悟しろよ。」

ドックンっ、!

改めてこんなに近くで凌さんの顔を見ると、やっぱり、イケメンだな〜って思う。

でも、少し、距離が近すぎるような…

思わず、目を瞑ると、凌さんはそっと私の頭を撫でてくれた。

「シーグラス、よく見つけたな。」

「え、あ、」

そっか、これがシーグラス…こんなに綺麗な物なんだ…。

「しかもハートなんて、佑香にしか似合わないな。」

似合うって、ど、いうことですか!?

「り、凌さんも、一緒に探しませんかっ?」

「は?」

目を見開く凌さん。

ダメだったかな…。

「じゃあ、佑香が俺だけのやつ、見つけてよ。」

「わ、私が、ですか?」

「ダメ…?」

うっ、その目に私は弱いのにっ!