13 (甘い最強男子)

「佑香、何やりたい?」

私のやりたい事っ、

「私…ビーチバレー、やりたかったんですけど…さすがにないですよね…」

「いや、ある。」

即答してくれた凌さんが指を指したのは、ペンション横の物置的な場所。

「やるか、ビーチバレー。」

「本当ですかっ、?やったっ、」

「チームどうする?」

白銀さんが、ビーチボールを持ってきてくださって、九条さんが場を仕切ってくださる。

「グッパーにしよ。1番平等なやり方。」

「いいですねっ!」

私が意気込んで、手をグーにして前に出すと、何故か水無月さんに笑顔を向けられた。

「絶対花衣さんと同じチームになるね。」

と……。

私絶対足引っ張るから、私がいない方が良いと自分でも思うのに…。