ある日君は 髪を切った。 茶色く細い、腰ぐらいまであった髪を 肩につかないくらいに切った。 その髪に触れたい。 柔らかいんだよな。 オレは知ってる。 なでると オレと同じシャンプーの匂いが 鼻をくすぐるんだ。 なのに 届かない。