「本人はそれでもダイジョブなんじゃないかな…」
思ったままのことを言うと
「あ゛!?」
キレられた。
なんで!?
恐怖で身を竦めるわたしを見て、楽しそうに笑っている美少女はもっと怖いけど。
「わたし、確信したの。
あなたならきっとお兄ちゃんを変えてくれるって」
「何で…?」
「んーなんとなく?わたしの勘ってめちゃ当たるんだー☆」
わたしにはとてもそうは思えませんけど…。
「ねっ?お願い!
あなた家ないんでしょ?ここはそんなに広くないけど1部屋は自由に使っていいし、あなたにとっても好都合じゃない?」
「そ、れは…」
たしかに。家を見つける少しの間だけでも、ここに居候させてくれるのなら助かる、けど…
「もちろん家賃はタダでいいし、ていうかむしろ、わたしが給料で月20万あげちゃう!!」
はい!?