湯舟につかりながら目を閉じる。


寝不足だ。昨日の夜は、母と父のコミュニケーションのおかげで深夜の2時に寝た。バイトが朝の9時からなのにしんどい。

このまま死んでしまおうか

カミソリで手首を切れば死ねるんじゃないか。

でも私にそんな勇気はないよね。早く部屋に戻ってねよ。







「あんただけ先に寝れば!?寝ればいいじゃん!そして明日もあの女のところのいくんでしょ?!」

「ちがうだろ!誰もそんなこと言ってないだろ?」

私が風呂に入って出るまでにどれくらいの時間たってると思ってるの

1時間はたってるよ。
それでもまだ喧嘩は収まらない。
喧嘩じゃないねコミュニケーションだね。


母たちのいる部屋のすぐ隣が私の部屋だ。
私のお家は壁がすごく薄い。だから母たちの会話やそのコミュニケーションは別途に寝ていてもわかるくらいだ。

う”ーう”う”
スマホがなる

東北にいる友達からメッセージがきたのだ。
九州と東北すごく遠い・
中学生の頃からのネッ友だ。私のネッ友はこのこともう一人東京の子しかいない。


「そっちに早く行くからあって遊ぼうね
でも、印象と違うかもしれないからがっかりしないでね。」

そういうメッセージだった。

「がっかりするわけないじゃん(笑)早く来てね私もうすぐ違うとこに進学する予定だからさ(笑)」

そう送り返した。

この会話をしている間も母と父のコミュニケーションは続いている。


「なんやとあんたは!!」バチッ

その音が鳴った瞬間私は嫌な予感がした

母が父をハンガーでたたいていたのだ。