楓から電話がかかってきた数分後。

屋上に居た女と望と楓が幹部室へ来た。

「おい!どうゆう事だよ!」

予想通り渉が驚いている。

渉は大の女嫌いだ。いきなり女が来たら

そりゃ驚くよな。

渉の声にびっくりした女が

「あの…!私…」

と何かを言いかけていたのは聞かず

「いい。俺が許可した。渉も…許せ」

と渉に言い聞かせる。

「…拓真が…言うなら我慢するけどよ…」

渉がそう言うと女は少し安心したように

していた。渉に睨まれてビクビクしてるが。

「有栖ちゃんね〜?家に帰りたくないんだって」

望が話し始めた。

家に帰りたくない?襲われてたからじゃなく?

女は慌てて

「の、望くん…!」

と望を止めようとしている。

「ん?なに?」

望は圧をかけた笑顔でそう言った。

望も女嫌いだからな…。

とゆうか龍華の幹部はみんな女が嫌いだ。

みんな結局姫目当てばっかだしな。

「なんでもないです…」

望の圧のある笑顔に耐えられなかったのか

女は何も言わなくなった。