「あ、今から俺たちの倉庫行くんだけど」

「有栖ちゃんも来るでしょ?」

倉庫?なんで?

とか考えながら黙っていると

「家。帰りたくないんでしょ?」

なんて望くんが聞いてくるから

「うん…帰りたくない…」

と答えると

「じゃあ決まりだね!」

と違和感満載の笑顔で言ってきた。

「ところで……有栖ちゃんいつまでその格好?」

どの格好?と自分の服装を見てみると

男達にボタンを外されたままの状態。

「えっ、まって!?見ないで…!!」

咄嗟に後ろを向いてボタンをしめる。

私こんな状態でずっと話してたの?!

恥ずかしさで死にそう…。

「あれ…?」

上から4個分シャツのボタンが無くなっていた

これじゃあ意味ないよ?!

めちゃくちゃ見えちゃうよ!?

と1人で焦っていると

「あ、やっぱりボタン取れてた?これ着ていいよ」

と楓くんがパーカーを上から被せてくれた。

「あ、ありがとう…」

丸見えの状態は耐えられないので

有難くパーカーを借りることに。