「別に…そんなことないですけど、最近慣れましたし」

嘘だ。本当は慣れてなんか居ない。

いつも隣にいた親友から嫌われて

学年中から無視されるなんて慣れるわけが無い

ただ、今あったばっかの人にそんなこと

言ったところで何も変わらない…。

するとピンク髪の人が少し笑って

「ふーん。有栖ちゃんって嘘つくの下手だね?」

と、よく分からないことを言ってきた。

なんでバレたの…?私そんなわかりやすい……?

「嘘…?なんのこと?」

ととぼけたけど無駄なようだ。

てゆうか私の名前…?なんで知ってるの…?

「そんなに辛そうな顔しててバレないと思ってたの?」

自分が今どんな顔してるかなんてわからない

酷い顔はしてる自信あるけど…。

「私…もう帰らないとなので…失礼します」

このピンク髪の人と話してると変な

違和感あるし、緑髪の人がさっきから

睨んでくるので私はこの場をすぐにでも

去りたかった。

誰もいない家には帰りたくないけど…。