「今日の水瓶座は12位!運勢は最悪!ラッキーアイテムは……」

TVから聞こえてくるのは朝の星座占い。

「嘘!水瓶座最下位!?」

そんな事を言いながらバタバタと

準備をしている私。

これは毎日の日課。

「お前そんな急ぐならもう少し早く起きろよな」

そんなこと言ってくるのは

今年大学1年生になった私のお兄ちゃん。

「はいはい!って遅刻遅刻…!じゃあ!行ってきます!!」

朝食もろくに食べずに私は家を出た。

「毎朝忙しそうね」

「お母さんも呑気だよなぁ…もう来年受験生だろ?あいつこの間のテストで赤点取ってたぜ?」

「そんなの聞いてないけど…隠したわね。まったく…あの子そうゆうとこあるから…」

赤点取ってる事をバラされたなんて知らずに私は駆け足でコンビニへ向かう。

なんで遅刻しそうなのにコンビニに行ってるかって?

それはね……ってあれ…?

いつもここのコンビニで待ち合わせしてる

親友の瑠花がいない…流石に遅すぎたかな…。

学校着いたら謝らないと…!


その時の私はまだ知らなかった。


この後起こる事を…。