一輝が帰って来たのは22時を回っていた。



「一輝学校で何があったの?」



『うちの学校の三年生が他校の生徒と喧嘩をして、


他校の生徒が大ケガをしたんだ。』



大変な事になったね。



『そうなんだ。それもうちの学校の生徒が恐喝したらしくて、


救いようがない。』



恐喝しておおケガさせた。


『今職員会議で、体育大会中止にしようって話しになったんだ。


たけど俺は、折角子供たちがここまで頑張って準備したから、


体育大会やらせてあげたい事言ったんだ。


たけどもう反対された。』


一輝は生徒思いの先生だから、生徒の気持ちが分かるんだよね。



「一輝に賛成してくれる先生はいるの?」



『何人かいるけど反対してる先生の方が多いよ。』



恐喝してケガさせた生徒は悪い。



たけど体育大会の為に頑張ってる生徒に罪はない。



「一輝署名集めたらどうかな?全校生徒の意見を聞いてみたら?」



一輝が私を抱き締めた。



『華最高!よしこれで心起きなく華と風呂に入るぞ。』



一輝こんな宣言しなくていいから。