柳田から向けられる視線は鋭い。


わたしが葵くんの彼女って知ったらビックリするだろうな。遊ばれてんじゃねーの?とか言われそうだし。


するとその時、遅れて入ってきた二ノ宮さんが自然と葵くんの隣に座るのが見えた。


こうして見るとお似合いだな〜、あの2人。


と素直に思う。


時折2人で顔を見合わせて笑い合う姿に胸が痛む。



「わたし、今日飲もうかなっ」



もうこれは飲んで鬱憤を晴らすしか方法はない!!!



「胡桃?やめときなって」



そう言う琴音とは反対に、「とことん付き合ってやるぞ!」と柳田。