その視線に気づいた柳田が、「なんだよ?」と少し首を傾げた。



「別に。」



とだけ返し、とりあえずここは様子見。


それからビール3杯目に突入した時だった。


いらっしゃいませ〜!という店員さんの声に不意に顔を向けると…。


え…?葵くんっ?なんで!!??


暖簾をくぐって入ってきたのは葵くん。


その後を追うように、葵くんの同期の子たちが一緒に入ってきた。


あー、葵くんも同期の飲み会なんだ?


とすぐに理解する。


確か葵くんたちの同期は4人だったはず…?