見た目なんて平凡以下のうえに仕事の要領も悪い。


そんな自分が情けない日々。


わたしのことをどうして葵くんは彼女にしてくれたのだろう?葵くんには不釣り合いなはずなんだけどな。



「ね〜、まだあがんないの?もう入るよ」



ドア越しにそんな声が聞こえハッとする。



「もう上がるからっ」



やばい、さすがに長風呂しすぎた!早く上がんないと!!


と立ち上がると一瞬ふらつく。


危ない…。のぼせちゃったかな…?浸かりすぎたか…。


と長風呂を地味に反省。