「お風呂一緒に入ろ?」



耳元でそれはズルい!!だって頷いてしまいそうになっちゃうから…。ここは我を忘れてはいけない!


「っ…ダメ。先に葵くんいいよ?」


「胡桃先輩のケチ」



そんな暴言を吐かれながらもギュッと抱きしめる力は強い。


はぁ〜可愛いなぁ〜…もうたまんない。



「長風呂派の胡桃先輩から入ってきていいよ」



そう言うとわたしから離れ、手に持っていた空の容器を奪われた。



「片付けはしておくんで」



と優しく笑う葵くんに、わたしの全細胞が好きっ!だと叫んでいる。