コンコン 『社長、失礼します』 副社長の声もいつもより堅い 扉を開けてくれたのは橘さん 知っている人の顔を見る事ができ安心する 社長は副社長と2人きりで話したいと言い 私を含めた秘書3人は別室で待機することになった 『はい、どうぞすみれさん珈琲だけどいいかしら?』 「由里香さん! すみませんありがとうございます、」 最近は副社長に合わせて紅茶が多かったから 珈琲が少し苦く感じた