「やっぱりあれですか?
こんなオフィスでヤりまくってる、みたいなんとかもあったんですか?」


なんという質問なんだ。


「ああ。けっこうあんな?
美人エロ秘書がどーとかみたいな企画ものとか」


「あれっすか?
兄貴、実際その撮影生で見たりするんですか?」


「まあな。
うちの事務所のAV女優の引率とかでな。
別室でモニターの場合もあるけど」


えっ?そうなの?

篤さんもAVの撮影見まくってたの?


「そういや、オフィスものの企画で、
大人の女性向けのオモチャの会社ってのがあった」


「えっ、うちの部みたいな?」


レディトイプロジェクト部…女性向けのオモチャ…。


「いや、あれだ。
俗にいう、大人のオモチャってやつだ」


その言葉に、げっ、と思ってしまった。


「なんかよ、そのオモチャの新商品のモニターだとか言って、女集めて、それをガンガン試しまくるっていうやつで。
その社員がAV男優なんだけど。
その時は、武石健だったな」


「レジェンド武石健!
スロー再生にしないと、レジェンドの手の動きは見えないですからね。
あの人、オモチャ必要ないでしょ?」


誰?タケイシタケシ?


会話の内容は、なんとなく分かるけど。