(ジリリリリ)
「あっ朝だ。起きなきゃ。」
あたしは藤井実。小6。今から、双子の兄の守を起こす。
「守、朝だよ。」
「おーい守?起きてよー。」
「んーああ実か。」
「そうだけど…って、今それ関係ないでしょ。とにかく起きて。」
「もう起きてるよ。」
いつもやっとのことで守を起こすのに、今日はすぐ起きた。もしかしたらそれは、虫の知らせだったのかもしれない…
朝は守と登校する。
いつも通りの道をいつも通りに歩いていたら…ものすごい勢いで紅い車が、あたし達の方に突っ込んできた。あたしは怖くて目を閉じてしまった。
目を開けると…あたしは守に抱かれていた。守が、まもってくれたおかげであたしは傷一つ無かった。
けれども守は…
「守、ねえ、起きて。」
血だらけだった。
「あっ朝だ。起きなきゃ。」
あたしは藤井実。小6。今から、双子の兄の守を起こす。
「守、朝だよ。」
「おーい守?起きてよー。」
「んーああ実か。」
「そうだけど…って、今それ関係ないでしょ。とにかく起きて。」
「もう起きてるよ。」
いつもやっとのことで守を起こすのに、今日はすぐ起きた。もしかしたらそれは、虫の知らせだったのかもしれない…
朝は守と登校する。
いつも通りの道をいつも通りに歩いていたら…ものすごい勢いで紅い車が、あたし達の方に突っ込んできた。あたしは怖くて目を閉じてしまった。
目を開けると…あたしは守に抱かれていた。守が、まもってくれたおかげであたしは傷一つ無かった。
けれども守は…
「守、ねえ、起きて。」
血だらけだった。