そんな感じのまま
3日が過ぎた。
そしてあたしの予感が
少しずつ形を見せ始めた…
いつものように
電車から下りて改札を抜け家路につく。
住宅街を抜けて
少し人通りの少ない道に入った時だった。
――コッ コッ
微かに聞こえた、靴音。
ただ、聞こえただけなのに。
人通りが少ないといえど
あたし以外にも人は通る道なのに。
いやな予感がした。
あたしは、
走り出していた。
ガチャガチャっ
バタンッ
家に辿り着くなり、
あたしは急いで鍵を締める。
「―っ、はぁ…はぁ…」
全速力で走ったから
息がきれる。
あたしはそのまま
玄関に疼くまった。
勘違いだと思う。
本当は何もないと思う。
ただ、怖い…