そうしていつものように
先生の仕種ひとつひとつにトキメキながら
今日も１日が過ぎてゆき
帰宅時間となった。
あたしはいつも一人で帰る。
学校からバス停まで数分歩き
バスに乗って最寄の駅までいく。
そして電車で１番家に近い駅までいき
最後は１５分ほど歩くんだ。
部活が終わるのがいつも遅く
帰るのはいつも暗闇の中だった。
でも一人で帰ることは
決して怖くなかった。
寂しくもなかった。
なのに…
最近、あたしはなんだかおかしい。
慣れていた習慣なハズなのに
いつもとなにも変わらないのに
駅から家へと戻る間に
嫌な予感がする。
何かは、わからない。
ただとにかく…
― ヤ バ イ ―
そんな感情が
心を締め付けてる。
