「…ずっとって、いつまで?」



先生からの

飛び上がっちゃいそうなくらいうれしい言葉に

あたしは素直じゃないから

ちょっとムッとして聞き返した。



だって、信じられなかったんだ。


”ずっと”なんて言葉。



そんなあたしの気持ちを知ってか

先生はニヤリと笑って



「3年になっても

卒業しても”ずっと”


だけど?」



そのままあたしの顔を覗き込む。





あぁ、もう、ダメだ。



多分今のあたしの顔は

真っ赤に違いないと思う。



どうして先生は

あたしが言ってほしいこと

こんなにもわかってるんだろうね。



「卒業しても…

逢いにきていいの?」



さっきとは打って変わって

遠慮がちに聞いてみた。



そんなあたしに先生は少し驚いて



「来ていいに決まってんじゃん

つか、来いよ?」



まるで命令するみたいに言う。



…そんな風に言われたら

絶対来ちゃうよ?