いつもより早い帰り道。
はじめましてのすれ違う人。
朝は顔すら出さなかったのに、陽もオレンジに落ちていく。
呑気に空を見てると、颯爽と駆けていく自転車。
身長も髪型も変わっていたけど、後姿だけで君だと分かり、
あの頃の記憶がふとよみがえる。
あの時想いを伝えずにいたら、今頃は仲良く話せていたのかも。
くだらない話なんかして。
でも、そうせずにはいられなかったんだ。
あまりにも、想いが大きすぎて。
あまりにも、苦しすぎて。
遠く離れて行く君の姿を見えなくなるまで、ただ見ていた。
君は一度も振り返らず、行ってしまう。
気づくと頬が濡れていた。
眼にゴミが入ったからだろう。
きっと、きっとね。
はじめましてのすれ違う人。
朝は顔すら出さなかったのに、陽もオレンジに落ちていく。
呑気に空を見てると、颯爽と駆けていく自転車。
身長も髪型も変わっていたけど、後姿だけで君だと分かり、
あの頃の記憶がふとよみがえる。
あの時想いを伝えずにいたら、今頃は仲良く話せていたのかも。
くだらない話なんかして。
でも、そうせずにはいられなかったんだ。
あまりにも、想いが大きすぎて。
あまりにも、苦しすぎて。
遠く離れて行く君の姿を見えなくなるまで、ただ見ていた。
君は一度も振り返らず、行ってしまう。
気づくと頬が濡れていた。
眼にゴミが入ったからだろう。
きっと、きっとね。