ー放課後ー

あの子がたくさんの人に声をかけてくれたおかげで、私の回りにはたくさん人が集まった。

「頑張れ!」
「応援してるよ。」

たくさんの声が聞こえて、私の心になんとも言えない気持ちが現れた。

「皆…。」


「うん。頑張るよ。ありがとう。」
「いえいえ。」
「大丈夫だよ!私たちが飛ぶまで見ててあげるからっ。」

っ……………

私は心に決めた。



「みん、な…。」
「早く飛びなよ。」
「見ててあげるからさ。」
「ほらっ!飛ぶのなんて簡単だよ?」

あぁ、私はこんなに__


「ほら!怖いなら…」
トンっという音が鳴って、私の体は中に浮いた。
私は助けてもらったのだ。




鳥になることを。





「皆…あり、がとう。」




「あははっ!ねぇ、早く、シンデ?レイラ」




ありがとう。ありがとう。大嫌いな、クラスメイトたち…