~第二章~あの花の名__________

やはり、先程の、ように瑠璃はいくら何でもどうやっても、思い出せなかった。
あの花は…はじめの文字が「あ」なのだけは
覚えているみたいだった。聞きたい…どうやっても思い出したい。あから始まる花を考えた

朝顔、紫陽花、アイビー、
はぁ。違うんだよな、それより、思い出したい。今から、辛くても別れた日に戻りたい。彼は確か、その花の名前、花言葉をいって、別れたような気がした。
私は自分の心の中で自問自答を繰り返していた。その時、気になるなら!と思った。答えは
花屋さんに花を見に行けばいい。答えがまあおもろかった。
 真剣な私は早く知りたいのか全力疾走し、花屋にいった。すべての花を写真と見比べた。やはり、なかった、お店の人に。聞いた。何度も何度も聞いた。そして帰ってきた言葉は
「アムネジア」です。 
だった。アムネジア…か、
「ありがとうございます」とても嬉しかった。しぬほっど笑
お礼を言い、出ていった。何故でもアムネジアを。急いで家に帰り、パソコンに向かい、アムネジア花言葉と調べる。
「記憶喪失」と書かれていた。
でもなぜ、記憶喪失という花言葉の「アムネジア」を私に。
また、思い出せなくなった。それは彼にしか分からない。
さっきのように聞く手段は、なかった。
私に残っている手段は、思い出すだけ。6年間何があってもその事をずっと考え続けた。