「俺は恥ずかしがる星奈が可愛くてたまらないよ。それと同時にちゃんと優しくできるか不安になる」

 長い指が一番敏感にところに触れ、大きく身体がのけ反る。
 卑猥な音が聞こえてきて、泣きそうなほど恥ずかしい。

「痛い思いをさせたくないから、もっと気持ちよくなって」

「えっ? あっ」

 言葉通りに思考回路が断たれるほど、たくさんの甘い刺激を与えられた。二度目の絶頂を迎えた頃には息も絶え絶えになっていた。

「ん、もう大丈夫そうだ。星奈、力抜いて」

「う、ん……っ」

 久しぶりに感じる鈍い痛み。でもそれは最初だけで、大好きな人と繋がる幸せでいっぱいになる。

「好きだよ、星奈。……好きだ」

 何度も愛の言葉を囁き、彼は私のことを気遣いながら優しく抱いた。

 どうしてこのぬくもりに触れられなくても、平気だと思ったのだろうか。大好きな人に求められるのが、どんなに幸せなことなのか思い出した。
 もう二度と離れたくない。なにがあっても。

 彼に抱きしめられたまま眠りに落ちる前、強くそう思った。