〝ありがとう〟の一言が胸に深く突き刺さる。些細な言葉ひとつで好きって気持ちが大きくなり、腕を伸ばして彼に抱きついた。
「どうしたんだ? 星奈」
いきなり抱きついた私に優星君は困惑しながらも、優しく抱きしめ返す。それがたまらなく嬉しくて、さらに強く彼にすがりついた。
「優星君」
「ん?」
ゆっくりと顔を上げると、愛しそうに私を見つめる彼と目が合う。私に向けられる視線は昔から甘い。……ううん、昔より今のほうがもっと甘い気がする。
彼の言動ひとつひとつに愛されていると実感させられるのに、それだけでは物足りない。もっと全身で愛されていると感じたいと願う。
「大好きだよ」
想いが溢れて言葉にして伝えたら、彼はますます困惑した。
「本当にどうしたんだよ。なにかあったのか?」
頬に触れた大きな手に自分の手を重ねる。
「なにもないよ。ただ、好きって感じた時にちゃんと伝えたいと思ったの」
言葉にしないとなにも伝わらないもの。それにこれまで優星君は何度も私に好きと言ってくれた。だから今度は私が彼に言いたい。
「どうしたんだ? 星奈」
いきなり抱きついた私に優星君は困惑しながらも、優しく抱きしめ返す。それがたまらなく嬉しくて、さらに強く彼にすがりついた。
「優星君」
「ん?」
ゆっくりと顔を上げると、愛しそうに私を見つめる彼と目が合う。私に向けられる視線は昔から甘い。……ううん、昔より今のほうがもっと甘い気がする。
彼の言動ひとつひとつに愛されていると実感させられるのに、それだけでは物足りない。もっと全身で愛されていると感じたいと願う。
「大好きだよ」
想いが溢れて言葉にして伝えたら、彼はますます困惑した。
「本当にどうしたんだよ。なにかあったのか?」
頬に触れた大きな手に自分の手を重ねる。
「なにもないよ。ただ、好きって感じた時にちゃんと伝えたいと思ったの」
言葉にしないとなにも伝わらないもの。それにこれまで優星君は何度も私に好きと言ってくれた。だから今度は私が彼に言いたい。