星斗と星七も二歳になって、だいぶ手がかからなくなった。きっと今、妊娠したらよりいっそうお兄ちゃんとお姉ちゃんになっちゃうんだろうな。

 そんなふたりの姿も見たいと思いつつも、そのためにはある行為をしなければ当然妊娠などできないわけで。

「ママ、どーしたの? いたいいたいなの?」

「えっ? あ、ううん違うよ」

 夕食の準備をしている最中に無意識のうちに深いため息をこぼしていたようで、心配そうに星斗が聞いてきた。

「ほんとー? ママ、いたいならせいとにいってね。いたいのいたいの、とんでけー!ってやってあげる」

 ニッと笑って言われた一言に、胸がきゅんとなる。

「ありがとう、星斗。じゃあやってもらおうかな」

 しゃがんで星斗に頭を向けると、私の髪を撫でながら「とんでけー!」とやってくれた。

「あぁー! せいとずるい。せなもやるー」

 テーブルを拭いてくれていた星七もやってきて、ふたりして私の頭を撫でながら「いたいの、いなくなれー」とか、「どっかいっちゃえ」なんて言う。

本当にうちの子たちは、どうしてこんなにも可愛いのだろうか。