圭君も双子にすっかり懐いたようで、三人で泣き出してしまい、私と公佳は宥めるのに大変だった。

 帰ってからも星斗と星七は早くまた会いたいと落ち込んでいたものの、現金なふたりは優星君が帰ってくるとすっかり元気を取り戻して、玄関へと駆けていった。

「おかいりーパパ!」

「おかいりー!」

 私も双子の後を追って玄関へ向かうと、双子は勢いそのままに優星君に飛びついた。

「ただいま」

 優星君は、星斗と星七を抱きとめて優しく頭を撫でる。

「今日お友達が遊びに来たんだろ? どうたった? 楽しかったか?」

「うん!」

「あのねー、けーくんがね、せなよりちっちゃかったの」

「でもあかちゃんじゃなかったよ」

 優星君に聞かれると、今日のことを嬉しそうに話す双子が微笑ましい。

「おかえり、優星君」

 今でもまだ慣れないけれど、双子を降ろした彼に抱き着いた。