もうすぐ夕日が沈む。

消えてしまう夕日は

沈んだ後忘れられないように

必死に光って、僕達の顔を照らしている。

「·····陽葵、僕は陽葵に会えて、

人を愛する幸せを知って、

愛される幸せを知って、

自分が世界で1番幸せだと思えるよ。

陽葵に出会っていなかったら

僕は家族とも溝を

作ったままだったかもしれない。

友達にも病気のことを

話さなかったかもしれない。

翔の本音も

知らないままだっかもしれない。

僕の未来を陽葵が変えてくれたんだよ。

ありがとう。」