「僕もずっと見守ってるよ」

そう言うと陽葵は

「うん·····約束だよ?」

不安そうに僕の手を握った。

「·····これは翔にも言ったんだけどさ

結婚式見に行ってるかも」

僕が言うと

「結婚しない」

これの一点張り。

「これだけは覚えておいて。

もし、陽葵に好きな人が出来たら

僕は全力で応援してるから」

僕が言うと陽葵は静かに頷いた。