「僕は星が良かったなぁ」

そう言うと

「星が好きだから?」

なんて聞いてきた。

「違うよ」

「なんだろう?」

しばらく考えても答えは

出なかったみたいで

僕は教えてあげた。

「陽葵みたいだから」

「どんな所が?」

こういう時、陽葵は

恥ずかしがることを知らない。