合コン当日。
今。
合コンをする場所。
ダイニングバーに来ている。
雰囲気は。
おしゃれで落ち着いた感じ。
そこに。
私を含め、女性四人。
男性三人。
向かい合って座っている。
もう一人の男性は。
もうすぐ来るとのこと。
メンバーは。
女性は。
愛依。
愛依が中学のときの後輩。
愛依が高校のときの後輩。
そして私。
愛依以外の二人の女性とは初めて顔を合わせる。
男性は。
愛依の幼なじみの霧島倫也さん。
霧島さんが大学の頃からの友達。
霧島さんが中学のときの後輩。
霧島さんが高校のときの後輩。
男性は全員、初めて顔を合わせる。
霧島さんが大学の頃からの友達がまだ来ていないけれど。
その人も、はじめましてだと思う。
この合コンは。
愛依と霧島さんが幹事。
愛依は積極的な性格。
合コンに限らず、いろいろなイベントにも参加している。
愛依と同じで、霧島さんもそうらしい。
今回の合コンは。
本来の目的もそうだけど。
そういうことは関係なく、みんなで楽しもう。
ということらしい。
だから私も気楽に参加することができている。
「今、メッセージがきた。
あと少しで着くって」
霧島さんがそう言った。
まだ来ていない霧島さんが大学の頃からの友達からのメッセージらしい。
それから二・三分経って。
「ごめん、遅くなって」
まだ来ていなかった霧島さんが大学の頃からの友達。
その人が店の中に入って来た。
……って……。
その人の顔を見た瞬間。
驚き過ぎて。
全身が固まった。
けれど。
心臓だけは動きを速めて。
ドクドクと音を立てている。
これは。
なにかの間違いじゃないか。
そう思った。
……思いたかった。