「...あの、先輩....もう大丈夫なのでありがとうございました」


結局先輩の前で泣き腫らしてしまった。


おかげで目がパンパン。


「あぁ、そうか」


スっと頭に触れていた手が離れていく。


離れていく先輩の手がなんだか少し寂しく感じた。


最近のわたしは色んな人の授業をサボらせている。

圭人先輩も最近サボらせてしまったばっかなのに。


「なぁ、花園....」

「はい」

「今日、昼飯一緒に食うか?」


まさかの先輩からのお誘い!

今日水曜日じゃないのに!

嬉しい....


「先輩がいいなら是非!」


食い気味でオーケーした。