「チッ!」
亮輔に逃げられ
銃を無造作に連射し
何度も何度も扉に打ち付けると
悔しさで祐介は舌打ちする。
そこには今までの亮輔に対する友人のような感情はない。
なぜならまだ自分は鬱憤が晴れていない。
この鬱憤は動けなくなるようにしてらやんと気が済まない。
そう思い歩きながら銃の弾倉を開ける。
弾倉から覗く弾は1つか2つしか見えない。
これを期に弾倉を外し、迷彩服のポケットに入っていた
新しい弾倉に取り替え、体勢を整える。
次は必ず仕留める!
そう言うかのように首を
左右に一回、二回。
ボキ!ボキ!と鳴らすと階段を
カン!カン!
力強く上り始める。
亮輔は歩伏前進から立ち上がると
頬の血を左肩の服で拭う。
くるぶしは少し痛むものの
血が滲む程度で歩けない程ではない。
びっこを引くように左足をかばいながら
扉から逃げるように遠ざかる。
祐介が扉の前に立つ。
特に扉の向こうに気配はない。
しかし、壁の向こうがどうなっているか分からない。
向こうの空間で亮輔がどう動いているか
殺気は立っているが警戒だけは怠らない。
扉の横に亮輔が待ち構えている可能性もある。
どうしてるにせよ、まずは開けないと始まらない。
祐介は左手で銃を構える準備をし、
右手でノブを下げると
思い切りドアを蹴飛ばして開けた!
ドン!と大きな音を立て
鉄の扉は飛んでいきそうな勢いで開く。
扉の向こうの景色がしっかり見える。
そこには同じようなオレンジの光の工場のような施設の風景。
ガン!と向こう側の壁に扉が勢いよく当たる音が聞こえるが、その音が響くだけで
全く何も起きない。
一転、シーンと静まりかえる。
祐介は蹴飛ばした足をゆっくり下ろすと、
顔の左横でアメリカ映画の如く、両手でしっかり拳銃を握り、警戒するように扉の横を覗き込む。
その瞬間!
ドーン!
覗きこもうときた扉の横の壁が突如として吹き飛んだ!
あまりの衝撃に、出そうとした顔を引っ込め、
すぐさま身を隠す。
壁はちょうど祐介の顔の高さの位置に半円で
えぐれるように吹き飛んでいる。
カチャッ!
亮輔が大きく引き金を引き、祐介の持つ拳銃の3倍ほどの
大きさの猟銃のような拳銃を構える。
《『拳銃』→『うつ』=『ショットガン』》
散弾銃と呼ばれるその銃は1つの弾丸に多くの弾が込められ
当たった瞬間に花火のように弾ける。
ジャイロ回転をしている拳銃と比べ貫通力は劣るも
破壊力は格段に上がる。
亮輔がショットガンの照準に扉の入口を入れる。
そこにチラッと祐介の頭らしきものが入る。
バーン!
そこへ目がけて、持っている銃が飛んでいきそうな程の衝撃で
1発弾丸を打ち込む。
ドーン!
音の衝撃と共に先程開けた半円の少し下辺りにもう一つ
穴があく。
それを確認するともう一度、手元の引き金を
大きくカチャッ!と引く。
「恰好の的だな。」
亮輔が入口に照準を合わせながら口に出す。
そう。
亮輔が狙ったのは"的を絞る"事。
ただ狙っていたのではどちらも条件が同じ。
むしろ初めから銃を持って連射をしていた分、
体勢が整わず、祐介の方が主導権を握ってしまう。
そこで扉から別の部屋へ移る事で
必ず通って来るであろう入口を狙っておけばいい。
「さあ、出てこいよ!祐介!」
完全に形勢は逆転した。
パラパラ、、、
えぐれた壁から破片が落ちる。
祐介は辛くも弾丸は避けるも
その破壊力に出るに出れないでいた。
「りょうすけ〜〜!調子に乗りおって〜〜!!」
亮輔に逃げられ
銃を無造作に連射し
何度も何度も扉に打ち付けると
悔しさで祐介は舌打ちする。
そこには今までの亮輔に対する友人のような感情はない。
なぜならまだ自分は鬱憤が晴れていない。
この鬱憤は動けなくなるようにしてらやんと気が済まない。
そう思い歩きながら銃の弾倉を開ける。
弾倉から覗く弾は1つか2つしか見えない。
これを期に弾倉を外し、迷彩服のポケットに入っていた
新しい弾倉に取り替え、体勢を整える。
次は必ず仕留める!
そう言うかのように首を
左右に一回、二回。
ボキ!ボキ!と鳴らすと階段を
カン!カン!
力強く上り始める。
亮輔は歩伏前進から立ち上がると
頬の血を左肩の服で拭う。
くるぶしは少し痛むものの
血が滲む程度で歩けない程ではない。
びっこを引くように左足をかばいながら
扉から逃げるように遠ざかる。
祐介が扉の前に立つ。
特に扉の向こうに気配はない。
しかし、壁の向こうがどうなっているか分からない。
向こうの空間で亮輔がどう動いているか
殺気は立っているが警戒だけは怠らない。
扉の横に亮輔が待ち構えている可能性もある。
どうしてるにせよ、まずは開けないと始まらない。
祐介は左手で銃を構える準備をし、
右手でノブを下げると
思い切りドアを蹴飛ばして開けた!
ドン!と大きな音を立て
鉄の扉は飛んでいきそうな勢いで開く。
扉の向こうの景色がしっかり見える。
そこには同じようなオレンジの光の工場のような施設の風景。
ガン!と向こう側の壁に扉が勢いよく当たる音が聞こえるが、その音が響くだけで
全く何も起きない。
一転、シーンと静まりかえる。
祐介は蹴飛ばした足をゆっくり下ろすと、
顔の左横でアメリカ映画の如く、両手でしっかり拳銃を握り、警戒するように扉の横を覗き込む。
その瞬間!
ドーン!
覗きこもうときた扉の横の壁が突如として吹き飛んだ!
あまりの衝撃に、出そうとした顔を引っ込め、
すぐさま身を隠す。
壁はちょうど祐介の顔の高さの位置に半円で
えぐれるように吹き飛んでいる。
カチャッ!
亮輔が大きく引き金を引き、祐介の持つ拳銃の3倍ほどの
大きさの猟銃のような拳銃を構える。
《『拳銃』→『うつ』=『ショットガン』》
散弾銃と呼ばれるその銃は1つの弾丸に多くの弾が込められ
当たった瞬間に花火のように弾ける。
ジャイロ回転をしている拳銃と比べ貫通力は劣るも
破壊力は格段に上がる。
亮輔がショットガンの照準に扉の入口を入れる。
そこにチラッと祐介の頭らしきものが入る。
バーン!
そこへ目がけて、持っている銃が飛んでいきそうな程の衝撃で
1発弾丸を打ち込む。
ドーン!
音の衝撃と共に先程開けた半円の少し下辺りにもう一つ
穴があく。
それを確認するともう一度、手元の引き金を
大きくカチャッ!と引く。
「恰好の的だな。」
亮輔が入口に照準を合わせながら口に出す。
そう。
亮輔が狙ったのは"的を絞る"事。
ただ狙っていたのではどちらも条件が同じ。
むしろ初めから銃を持って連射をしていた分、
体勢が整わず、祐介の方が主導権を握ってしまう。
そこで扉から別の部屋へ移る事で
必ず通って来るであろう入口を狙っておけばいい。
「さあ、出てこいよ!祐介!」
完全に形勢は逆転した。
パラパラ、、、
えぐれた壁から破片が落ちる。
祐介は辛くも弾丸は避けるも
その破壊力に出るに出れないでいた。
「りょうすけ〜〜!調子に乗りおって〜〜!!」