「えっ!木崎くん!?」
「水篠!?」
鏡に映るアッシュグレージュの髪色をお洒落にセットした、昔と変わらず美形のその人、木崎伊澄くんは私の初恋の人だった。
「え、なに?2人知り合い?」
真崎さんが目をぱちぱちさせて私達を見比べる。
「あ、はい。高校の同級生で…」
「まあ同じクラスだったのは2年のときだけだったんすけどね」
「へー。偶然ってあるもんなんだね」
「びっくりしました。木崎くん美容師志望だったんだね」
「…まあ」
木崎くんは有名だったから高3でクラスが離れてからも噂はちょくちょく聞いていたし、専門学校に進学したということも風の噂で聞いていたけれど、それが美容専門学校だったということは今になって知った。
私と木崎くんは2年のとき以外は何も関わりがなくて、同じクラスだったときでさえただ木崎くんを見つめることしかできなかったから。
「水篠!?」
鏡に映るアッシュグレージュの髪色をお洒落にセットした、昔と変わらず美形のその人、木崎伊澄くんは私の初恋の人だった。
「え、なに?2人知り合い?」
真崎さんが目をぱちぱちさせて私達を見比べる。
「あ、はい。高校の同級生で…」
「まあ同じクラスだったのは2年のときだけだったんすけどね」
「へー。偶然ってあるもんなんだね」
「びっくりしました。木崎くん美容師志望だったんだね」
「…まあ」
木崎くんは有名だったから高3でクラスが離れてからも噂はちょくちょく聞いていたし、専門学校に進学したということも風の噂で聞いていたけれど、それが美容専門学校だったということは今になって知った。
私と木崎くんは2年のとき以外は何も関わりがなくて、同じクラスだったときでさえただ木崎くんを見つめることしかできなかったから。