「俺、甦った雷帝と刺し違えるために生まれたんだ……」
「ナーザ」
リシュナに名前を呼ばれ、ナーザは笑みを消した。のろのろとふり向いた。
ふり向いたナーザの目の前に、リシュナの顔があった。リシュナの顔が、すいと動いて、ピンクの唇がナーザの唇に重なった。
瞬間、ナーザは固まり、シルフィスは青い目を丸くしてふたりを見つめてしまった。
リシュナはたっぷりと時間をかけてナーザにキスをしてから、ゆっくりと唇を離す。
大人の女性に唇を奪われてしまった少年がそこにいた。尻餅をついたような格好で、真っ赤になって、ぱくぱくと唇を動かし、何度目かにやっと言葉になる。
「……リ……な……」
いや、やはり、言葉にならない。
「ナーザ」
リシュナに名前を呼ばれ、ナーザは笑みを消した。のろのろとふり向いた。
ふり向いたナーザの目の前に、リシュナの顔があった。リシュナの顔が、すいと動いて、ピンクの唇がナーザの唇に重なった。
瞬間、ナーザは固まり、シルフィスは青い目を丸くしてふたりを見つめてしまった。
リシュナはたっぷりと時間をかけてナーザにキスをしてから、ゆっくりと唇を離す。
大人の女性に唇を奪われてしまった少年がそこにいた。尻餅をついたような格好で、真っ赤になって、ぱくぱくと唇を動かし、何度目かにやっと言葉になる。
「……リ……な……」
いや、やはり、言葉にならない。