ネオンが輝く夜の繁華街

昼間とは違った賑やかさがあり、ネオンが妖しく光って街を照らしている

そんな街とは対照的に真っ暗な路地裏では何かを殴るような音と数人の男の呻き声が響いていた

呻き声のする所には、ボロボロになった数人の男が地面に力なく横たわっており、真ん中にはフードを深く被った無傷の男が立っていた


『game over』

「お・・まえ・・・だれ・・・・だ」

『・・・桜嵐』

「桜・・嵐・・・だっ・・て!?・・ま・・た会え・・・るか?」

『・・・それはお前達次第だ 
 仲間を・・・大切なものを作れ そしてそれを守るために強くなれ』


男たちがその言葉を聞き顔を伏せ、何かを決意したように再び顔を上げた頃にはもうフードの男の姿はなかった