口づけはどんどんと深まり、いつの間にか私たちは夢中でお互いのぬくもりを確かめるように、生きていることを確かめるようにお互いを求めた。

私の体をいたわるように、時々確かめるような鉄平の表情は、懐かしさを孕んでいて私はそんな鉄平に何度も何度も両手を伸ばしてしがみつくようにぬくもりを求めた。


この世界の中で唯一の光。

鉄平。



この不思議な世界でただ一つ確かなものは

熱い熱いおたがいのぬくもりだけ。