私が見た光景は、血に染められた富さんの変わり果てた姿だった・・・



私をとっさに庇って、富さんは首を切られていた。



こんな光景・・・なまなましいにおい・・・


見たことない・・・


見たくなかった・・・・


「咲っ!」
すべてを知ってしまった私を鉄王はありったけの力で抱きしめる。