「このものはいかがなさいましょうか」
鉄王は兵の言葉にこたえない。

このものって・・・もしかして・・・

私はしびれ始めている体を無理やり動かす。

「咲っ!」
兵に話しかけられ少し気がそれていた鉄王は慌てて私の体を抱きしめなおした。


でも・・・私は見てしまった。

その瞬間・・・


「富さん・・・・いやぁ~!!」