きっと悲惨な状態なのだろう。
鉄王はわざと私に見えないようにしている。
「・・・はっ・・・はぁっ・・・・ふっ・・・」
何となく状況が私はわかっている。
だって・・・
私の手を握ってくれていた富さんがいないから・・・
鉄王に遮られた視界の中で富さんの姿を探す。
「咲!落ち着け!ゆっくり息をするのだ。咲」
大きな手で私の背中をさすりながら、鉄王は医軍が来るのを待っている。
「とっ・・・富・・・さ・・・・」
その名前を呼んでも富さんは何も返事をしてくれない。
鉄王はわざと私に見えないようにしている。
「・・・はっ・・・はぁっ・・・・ふっ・・・」
何となく状況が私はわかっている。
だって・・・
私の手を握ってくれていた富さんがいないから・・・
鉄王に遮られた視界の中で富さんの姿を探す。
「咲!落ち着け!ゆっくり息をするのだ。咲」
大きな手で私の背中をさすりながら、鉄王は医軍が来るのを待っている。
「とっ・・・富・・・さ・・・・」
その名前を呼んでも富さんは何も返事をしてくれない。